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2023:ラクーナクッションフリーとフリープラスの正直レビュー。違いは?

全国のパパ・ママ、ベビーカー探しお疲れさまです。

この記事は2023年3月発売のベビーカー「ラクーナ」シリーズが気になっている方向けに書いています。

「ラクーナ良さそうだけど、これ買って大丈夫かな」
「ベビーカーが多すぎてどれを選んでいいか悩む」
「自分に合ったベビーカーのおすすめ誰か教えて」

ベビーカー選びで迷っている方は結構多いのではないでしょうか。

そんな方のために少しでもこのサイトが役に立てばいいなと思っています。

ということで、個人的にはそのへんの店員さんよりベビーカーに詳しい自信のある当サイト管理人が「ラクーナ」の良いところ・微妙なところを正直にお伝えします。

この記事を書いている人

はらまき
気になるベビーカーを選んでスペック比較ができるサイト「べびろじ」運営者。一児のママ。5年ほどベビーカーの販売に携わる。サイト運営にあたり約270種類商品を見てきました

ラクーナクッションフリーってどんな商品?

まず商品の基礎知識を少し。
ラクーナクッションフリーは生後1ヶ月から使用が可能ないわゆる「AB型兼用ベビーカー」です。

「ラクーナ」と名のつくベビーカーは、管理人が知る限り6年以上は発売し続けているロングセラー商品ですが、2021年からタイヤが横移動できる「フリー」シリーズが発売されました。

ラクーナはバランスのとれた中間モデル

ベビーカーのタイプは以下のような主に3つの分類に分けられます。

  1. デザイン&機能性重視タイプ(価格高め)
  2. 機能性&軽量寄りのバランスタイプ(平均価格)
  3. 軽量タイプ(安価)

ラクーナクッションフリーは2の軽量だけど機能性にも配慮したバランスタイプです。

ベビーカーのなかでは安すぎず、高すぎず…平均的な価格に分類されます。
(ただ機能性重視タイプに極めて近いですが)

シリーズ化している

このタイヤが横移動する「フリー」シリーズは

  • ラクーナクッションフリーAC
  • ラクーナクッションフリープラスAB

と2種類あります。(2023年モデル)

その名のとおり「プラス」とつくほうがちょっと機能をプラスしているため、価格が若干上がります。

2023年3月現在、ラクーナクッションフリーはトイザらス・ベビーザらス、フリープラスはアカチャンホンポで先行発売とあります。どちらも店舗限定発売というわけではないのかも。

どちらも微妙な違いですが、細かな違いについては後ほどご説明します。

ちなみにタイヤ横移動機能のないスタンダードな「ラクーナクッション」も存在します。

基本スペック

だいたい商品の概要が分かったところで、基本スペックを書いておきます。

ラクーナクッションフリーACラクーナクッションフリー
プラスAB
画像
発売年2023年3月
メーカーアップリカ
使用期間生後1ヶ月〜36ヶ月
価格(税込)68,200円71,500円
本体重量5.5kg5.8kg
本体サイズ(開)W456×D847×H999W456×D865×H1017
本体サイズ(閉)W456×D327×H992W456×D325×H857〜1015
カラー
折りたたみ方式片手ワンタッチ自立式
シート角度121°~164°
タイヤサイズ14cm

ラクーナクッションフリーの特徴・良いところ

ここでは商品のアピールポイントとなりうるところを改めて紹介します。

いいとこ1.横移動ができる

ここに一番惹かれてる方が多いと思うので今更かもしれませんが…

「ラクーナフリー」シリーズはハンドルレバーのボタンを押すことでタイヤが自在に動きます。そのため、車体ごと横にずらしたいとき持ち上げる必要がありません。

この方の動画が分かりやすかったです↓

この横移動できるタイプは国内ベビーカーではアップリカのみです(2023年3月現在)。

・狭い通路で人とばったり出会った時
・エレベーターに乗っている際に端に寄りたい
・カフェでベビーカーをもう少し近くに寄せたい

…といった際にスムーズな操作が可能です。

土地の狭い日本にピッタリの機能です

いいとこ2.衝撃吸収にやたら力を入れている

ラクーナクッションフリーは、

  • 剛性フレーム
  • 4輪タイヤサスペンション
  • オメガクッション(シート下スプリング)
  • ショックレスマモール(頭部高密度クッション)

と、とにかく赤ちゃんへの衝撃や振動に配慮しています。

ショックレスマモールは2023年モデルから新たに搭載され、赤ちゃんの頭部への衝撃を従来品より約半分軽減されると言われています。(本当に次から次へとよく思いつく…)

ちなみに最上位モデル「オプティア」は上記に加え、シート下にサスペンションがプラスされます

いいとこ3.シートやクッションの配慮も細かい

サイベックスなどの海外ブランドを検討する方も多いと思いますが、国内ブランドの良さといえばやはり「日本人向けの日本に適した細かな機能や配慮」です。

例えば、シート部分。
商品名にも「クッション」が含まれているとおり、ラクーナクッションはシート部分にもこだわりがあります。

シート構造は以下の通り。

  1. メッシュベースシート
  2. メッシュ本体シート
  3. ふわふわ感+追加のメッシュエアーシート※
  4. 首・腰を守るマモールシート
  5. 反射熱から守る背中の反射板と通気口

(※はラクーナクッションフリープラスのみ)

と、シート部分の気合の入り方がすごい。
コンビもそうですが、国内ベビーカーのシートのクッション性はとにかく高いです。

個人的な意見ですが、赤ちゃんへの衝撃吸収にこだわりたい方は国内ベビーカーを検討することをおすすめします。

いいとこ4.その他の機能

  • 片手で畳める&自立・対面・背面切り替えが楽(オート4輪)
  • 装着が楽なマグネット式ベルト
  • ハンドル高さ調整※

※はラクーナクッションフリーのみ

ラクーナは片手で畳めるタイプのベビーカーです。
電車やバス移動が多い方で、サッと折りたたみしたい方には向いています。
(海外ベビーカーの三つ折りタイプはコンパクトだが折りたたみ時両手が塞がる)

また、アップリカやコンビが採用しているオート4輪(オートキャス)機能は、シートを取り外すことなくワンタッチでシートの背面・対面の切り替えが可能。
手軽に切り替えをしたい方にはおすすめの機能です。

ラクーナクッションフリーの気になる点

ここまで良い面ばかりお伝えしてきましたが….他の商品と比べたときにラクーナってどうなの?と思う方もいらっしゃるかと思います。

ラクーナは価格・重量・機能と非常にバランスのとれたベビーカーであり、何年も改良を重ねてきた商品なので「ここが圧倒的にダメ」といった点が見当たらないのも正直なところです。

ただ他の商品と比較した際に、もしかしたらデメリットとなりうる点もあるかもしれません。

そのあたりをちょっとお伝えできればと思います。

気になる1.本体重量はまぁまぁ

  • ラクーナクッションフリー:5.5kg
  • ラクーナクッションフリープラス:5.8kg

商品の重量は5.5~5.8kgと軽すぎず、重すぎずといったところです。

一般的な体型の女性であれば片手で持ち上げることはできると思いますが、あまり長い階段などは少々つらいかもしれません。

B型のような感覚で手軽に使用したい、ということであれば同ブランドの「カルーンエアー」(3.9kg)、コンビの「スゴカルエアー」(3.9kg)などもご検討ください。(もちろん衝撃吸収性など、機能面で劣りますが…)

ちなみに海外だと5キロ台のベビーカーは超軽量といわれます

気になる2. 畳んだ時コンパクト性に欠ける

畳んだときのサイズは以下の通り。

  • フリー:W456×D327×H992(mm)
  • フリープラス:W456×D325×H857〜1015(mm)

片手で畳めるのはめっちゃ楽なんですが、どうしても高さが残ります。

もしコンパクトカーにベビーカーを積めたい方や、玄関のベビーカー収納スペースに高さ制限がある…という方はサイズを一度確認されることをおすすめします。

アップリカの「ルーチェ」やサイベックスの「メリオ」は三つ折りタイプなので、車などには載せやすいです。

気になる3.タイヤサイズは超普通

ラクーナクッションフリーのタイヤサイズは14cmと大きすぎず小さすぎず。すごく普通のサイズです。

ベビーカーのタイヤサイズはだいたい12~20cm。14cmが平均的なサイズで、16cmだと比較的大きい方、20cmあれば巨大。

近いグレードでタイヤが大きいものだと、ピジョンの「ランフィ」(タイヤ直径16~18cm)が該当します。

個人的にはシートや衝撃吸収のこだわりはラクーナの方があるように感じますが、段差でつまづきにくい大きめのタイヤを優先したい方にはランフィがおすすめです。

ちなみにラクーナは走行に安定感が出やすいダブルタイヤ。ピジョンや海外ベビーカーは小回りのきくシングルタイヤを採用しています。

ちなみにサイベックスのメリオやコンビのスゴカルも14cm。

ラクーナフリーとプラスの違いは?

先にラクーナクッションフリーは2種類あるとお伝えしました。

細かな違いを以下に記載しておきます。

ラクーナフリーACラクーナフリープラスAB
希望小売価格(税込)68,200円71,500円
本体重量5.5kg5.8kg
本体サイズ(開)W456×D847×H999W456×D865×H1017
本体サイズ(閉)W456×D327×H992W456×D325×H857〜1015
エアーシート
ハンドル高さ調整
日除け調整レバー
カラー展開

プラスのみに搭載された機能は以下のとおり。

エアーシート
本体シートの上にさらに重ねることのできるメッシュシート。
取り外しが楽で、洗濯機で洗えます。新生児にふわふわでやさしいシートを求めている方に。

ハンドル高さ調整
手元のハンドルの高さが手軽に調整できます。170cm以上の方が使用するならついていてもいい機能。
また、身長差のあるユーザーが複数いる場合におすすめできます。

日よけ調整レバー
日除けの位置を好きな位置に微調整できます。
フリープラスABの方が価格が上がる分、オプションが多くつきます。

ただオプションが多いため本体重量は300g(+エアーシート分)若干重くなります。
またハンドル高さ調整が出来る分、折りたたみ時に少しコンパクトに。
フリーとフリープラスは数千円の差なので、背の高い方が利用しない限り好みで選んでもいいかなと思います。

ラクーナ旧モデル(2022)との違いは?どっち買う?

個人的には旧モデルでもいいかなと思ってます。

旧モデルとの違いは主に1点のみで、「衝撃吸収性の高い頭部クッションの有無」です。

2023年モデルから、高密度&耐久性の高いクッション「Gブロック」が採用されました。これにより、赤ちゃんの頭部への衝撃が従来品より約半分軽減されるとのこと。

別に旧モデルがダメというわけではなく、あくまで一部グレードアップしたというイメージなので、特に強いこだわりがなければ安くなっている可能性もある旧モデルでもアリかな、と思います。

おすすめする人、しない人

ラクーナクッションフリーシリーズをおすすめする人・しない人を以下にまとめます。

おすすめする人

  • スペースの狭いスーパーやエレベータをよく使う
  • 平均的な価格で、機能性の高い商品を探している
  • 頻繁に片手で持ち上げて移動する予定はない
  • 玄関などの収納スペースに高さ制限がない
  • 国内ブランドに安心感を感じる
  • 車に積む予定は基本ない

おすすめしない人

  • 赤ちゃんの乗り心地を最優先している
  • 普段の移動スペースは広く、余裕がある
  • コンパクトに折り畳めるものが良い
  • 凸凹道もガツガツ移動したい
  • シングルタイヤがいい
  • 価格よりも機能重視

特にタイヤの横移動機能が必要ない人
 →スタンダードタイプの「ラクーナ」、

タイヤがもっと大きいものがいい人
→ピジョン「ランフィ

スタイリッシュなデザインを好む人
→「メリオ」「ルーチェ

なども検討してみてください!

以上、参考になれば幸いです。

以下は2022年モデル。頭部のクッションにこだわりがなければこちらでもOK。在庫無くなり次第終了

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気になるベビーカーを選んでスペック比較ができるサイト「べびろじ」運営者。かつてベビーカー選びの沼にハマった一児のママ。5年ほどベビーカーの販売に携わる。サイト運営にあたり約250種類商品を見てきました。