ラクーナクッションフリーの商品レビュー。ABとプラスとの違いも比較
この記事は2022年モデルのものです。
最新の2023年の商品レビューはこちら
こんにちは。何歳になったら息子は裸で走り回らなくなるんだろうと思う管理人です。
ラクーナクッションフリーの最新モデルの商品レビューは上記のリンクから確認してください!
2022年4月にアップリカから発売したAB両対面式ベビーカー「ラクーナクッションフリーAB(とプラス)」。
両対面式ベビーカーの中でも軽量で、かつ機能面も充実したバランスのとれたベビーカーで、商品グレードとしては高すぎず、安すぎず…中間といえます。
ラクーナシリーズはアップリカの軽量ベビーカーとしておなじみの商品で、初代が発売されたのは2014年! 毎年改良を重ね「もう改善すべきところなんて無いのでは?」というくらい完成されたベビーカーかと思います。
とはいえ、ベビーカーは生活スタイルによって最適な商品が異なりますので、必ずしもあなたにベストな商品とは限りません。ここではラクーナクッションフリーがどういう商品で、どんな方に向いているのか正直レビューを行いたいと思います。
ラクーナの基礎知識
ラクーナは用途に応じてシリーズ展開しています。
ラクーナは、
- ラクーナエアー
- ラクーナクッション
- ラクーナクッションフリー
と3種類存在します。(ラクーナエアーは2019年以降新モデルを発売していません)
名前も見た目も似ていますが….微妙にスペックが異なります。
ここで紹介しているのは「ラクーナクッションフリー」です。
ラクーナクッションフリーシリーズはクッション性なども重視し、さらにタイヤが横移動できる新機種として2021年に初代モデルが発売されました。
2022年モデルは
・ラクーナクッションフリーAB
・ラクーナクッションフリープラス
の2タイプが存在します。名前長いな。
「プラス」とつくほうがちょっといいやつとだけ覚えておいてください。詳細はあとで書いてます。
ラクーナクッションフリーの特徴
タイヤが真横にスライドする
皆さんここに惹かれて検討してると思うのでわざわざ言うのもなんですが…ラクーナクッションフリー系は横移動できるのが一番の特徴です。アップリカは「4輪フリー」機能と名付けてますが、なかなか斬新な機能。ほかのラクーナシリーズにこの機能はついてきません。
従来のベビーカーは人とすれ違う際、車と同じで前進しながら徐々に端によせる必要がありましたが、この商品は真横にスライドすることが可能。
狭い通路でばったり人と出会ってしまったときに、サッと横移動できます。
↓この方の動画がイメージつきやすかったです。(6:40からスタート)
マンション住まいで毎日エレベーターを使う方や、通路の狭いスーパーでよく買い物する方なんかに良さそう。
衝撃配慮もこだわりあり
ラクーナは全輪にサスペンション+座面下にスプリングのようなクッション(オメガクッション)を搭載しています。ラクーナは一応軽量タイプの部類に入りますが、「ラクーナクッション」系は赤ちゃんへの衝撃や振動は上位モデルに近いレベルにまで配慮されています。
これよりもさらに上位モデル「オプティア」だとシート下にサスペンションがプラスされます。
クッションにこだわりあり
この「ラクーナクッションフリー」シリーズはその名のとおりクッションにもこだわりあり。
メッシュベースシートに加え、取り外して洗える本体メッシュシートが付属しています。2022年モデルは従来モデルよりもさらに30%厚みが増しました。
さらに新生児に優しい頭と腰パッド+背中の通気孔(Wサーモメディカルシステム)つき。
そしてさらにアカチャンホンポで発売しているラクーナクッションフリープラスにはインナーシートがもう一枚。トリプルメッシュシートでふわふわ使用。
国内ベビーカーといえばタイヤサスペンションに加えてシートもかなり力をいれています。さすがジャパンクオリティ。
海外製のはおしゃれだけど、こういう細かい配慮はまずまずなんですよね…
その他機能
・7枚ホロ
・ハイシート53cm
・装着が楽なマグネットベルト
・両面、対面の切り替えが楽な「オート4輪」
など機能満載で、ほんとに細かいところまでカバーされています。 価格帯や本体重量でみるとラクーナは一応中間レベルのベビーカーなのですが、極めて上位モデル近い印象です。
ラクーナの気になる所
さて、ここまでとにかくラクーナのセールスポイントばかり紹介しましたが…
最初にお伝えしたように、ラクーナはあくまで中間モデルのベビーカーです。 管理人は270台以上ベビーカーを見てきたので各スペックの平均値がだいたい分かっているつもりです。 他の商品とくらべてみたい方向けに、参考値を書いておきます。
本体重量について:5.5~5.8kg
重すぎず、軽すぎず。です。
6kg以内なら普通の女性なら持ち運びできるでしょう。 軽量重視タイプだと3~4キロ代の「ルンルン」「カルーンエアー」なども存在します。
収納について:26.3リットル
十分な容量はありますが、中間レベルです。
「オプティア」などの機能重視モデルだと35リットル前後です。 2ヶ月ほど先に発売された「ルーチェ」は57リットルと超大型!
広げたときのサイズ:W456×D847×H999
横幅45cmは比較的コンパクトサイズです。
オプティアなどの上位モデルだとゆったりサイズで50cm前後、ちょっとでかすぎるかも…と思うのが55cm以上。 ちなみに改札の平均的な横幅は55cmと言われています。
閉じたときのサイズ:W456×D327×H992
奥行きは比較的コンパクトなほうです。
立った状態でワンタッチで畳めるタイプなのでどうしても高さが残ります。 高さのでない、三つ折りに畳めるタイプが良ければ「メリオ」などもおすすめかも。 (三つ折りタイプはワンタッチではありませんが)
タイヤ直径:14cm
こちらも小さすぎず、大きすぎず、です。
両対面ベビーカーだとだいたい12~20cmがほとんどで、16cm以上あれば大きいサイズといえます。 同じ軽量タイプに分類できるピジョンの「ランフィ」などはシングルタイヤで16~18cm。 ちなみにランフィは溝にはまりにくいダブルタイヤ。シングルタイヤは小回りが効きます。
プラスとの違い
ここまで「ラクーナクッションフリーAB」についてお伝えしました。同時期に「ラクーナクッションフリープラス」が発売されていますが、違いはだいたい以下の通りです。
フリーAB | フリープラス | |
---|---|---|
希望小売価格(税込) | 66,000円 | 69,300円 |
本体重量 | 5.5kg | 5.8kg |
エアーシート | なし | あり |
ハンドル高さ調整 | なし | あり |
日除けレバー | なし | あり |
カラー展開 | ブラック | ブラック ネイビー |
・エアーシート
本体メッシューシートの上にさらに追加できるメッシュシート。新生児に配慮してさらにふわふわにしたい方向け。
・ハンドル高さ調整
身長が170cm以上の方が使用するのであれば、高さ調整がついているものがおすすめです。 ハンドルが折り畳めるので収納時もコンパクトに畳めます。
・日除けレバー
プラスのみホロを好きな位置に固定できるレバーつき。日差しから気になるので微調整したい方向け。
細かいスペック比較については、当サイトの比較ツールを使ってみてください!
ちなみに私は経験上、フリーABにするかも。我が家はめったに夫は使わないし、軽いに越したことがなかったから。加えてインナーシートは純正である必要もなくて、デザインの気に入ったインナーシートを別途買いました。
さいごに
やはりラクーナクッションフリーは「上位モデルに極めて近い中間モデル」といえます。 しつこくてすみません。
横移動できるタイヤは国内ブランドだとアップリカでしか見かけませんし(2022年4月現在)、タイヤの衝撃吸収・クッション性にも優れています。 使う側、乗る側どちらにも配慮が行き届いたバランスのとれたベビーカーといえます!
ただし、横移動する必要が本当にあるかはシュミレーションして検討してみてくださいね。
もし必要ないかも?というかたは横移動の機能がついていない普通のラクーナも売っていますので。
他の商品とくらべてみたくなった方は当サイトの比較ツールを使ってみてくださいね。管理人からの商品ポイントも記載しています。
以上、参考になると幸いです。