<2022年>走行性良し! A型ベビーカー「ランフィ (RB2・リノン6)」口コミと正直レビュー

こんにちは。息子の成長が嬉しくもありちょっとさびしい管理人です。
ピジョンの軽量A型ベビーカー「ランフィ」シリーズは、管理人が知る限り5年以上発売を続けているロングセラー商品で、毎年新モデルが発表されています。
ここでは2022年モデルについて良いところ・微妙なところの商品レビューを行います。
ランフィの位置付け

ランフィは生後1〜36ヶ月を対象とした両対面式A型ベビーカーで、「バランスタイプ」に分類されます。(私が勝手にそう言ってるだけですが…)
特に国内ブランドは、
- 機能性を重視したハイグレードタイプ
- 機能性・軽量を重視したバランスタイプ
- 軽さを重視した軽量・安価タイプ
と大まかに3つのタイプが存在し、機能性を重視するほど価格は上がります。
「ランフィ」は女性でも片手で運べる重量(約6キロ以内)にとどめ、かつ赤ちゃんの乗り心地や走行性にも力を入れているタイプです。
価格帯は5〜6万円。高すぎず、安すぎず。一般的なベビーカーの相場といえます。アップリカでいうと「ラクーナ」、コンビだと「スゴカル」あたりが同じグレードかと思います。
ランフィシリーズについて

2021~2022年の発売状況です。
2021年
2月:ランフィRB
6月:ランフィループ
12月:ランフィリノン5(アカチャンホンポ限定)
→2020年モデルからコイルサスペンションが追加、振動吸収力がアップ
2022年
2月:ランフィRB2
4月:ランフィ リノン6(アカチャンホンポ限定)
→2021年モデルからさらに顔まわりシートがすっきり、足元の幅広&高反発クッション追加
ランフィの特徴
特徴は以下の通りです。
1. タイヤが大きい
ランフィのタイヤ直径は前輪が16.5cm、後輪が18cm(背面時)とかなり大きめです。
バランスタイプのベビーカーのタイヤサイズはだいたい14cm〜18cm。以前は14cm代が多かったのですが、全体的にタイヤは大きくなっている傾向にあります。
ランフィシリーズは2018年モデルから一貫してこのサイズです。コイルとゴムのサスペンションを搭載したり、タイヤの中を一部空洞にすることで振動を軽減するなどの工夫もされています。
私は14cmのベビーカーを使ったことがありますが、ちょっとした段差でも結構つまづきました。まぁ18cmでもつまづかないわけではありませんが、個人的には大きいほうが良いかなと思ってます
2.両輪ともシングルタイヤ

アップリカやコンビなどはダブルタイヤが多いですが、ピジョンはシングルタイヤを売りにしています。
シングルタイヤかダブルダイヤどちらが良いか?といった論争はメーカー同士でよくやっており、それぞれ一長一短あるので一概にどっちが良いとも言い切れませんが….
シングルタイヤのメリットとしては、
小回りがきく
走行性が良い
ガタつきにくく、振動が少なめ
です。この辺りはピジョン公式が力説しています(一方で「ダブルタイヤは走行が安定しやすく、溝にはまりにくい!」との主張もある)
何にしても小回りが効き、タイヤが大きめなのはポイント高いです。ちなみに海外ブランドはほとんどシングルタイヤです。
ピジョンは押しやすさや走行性に力を入れている印象です
3. 背もたれの調整幅が広い

ランフィシリーズのシートリクライニング調整幅は100〜170度です。ここ数年ずっと変わっていません。これ、あまりフューチャーされないんですが個人的にすごく良いと思ってます。
ほかのベビーカーも同じようにほぼフラットに倒せますが、100°まで起こせるタイプは少ないです。(2022年5月現在)
これは個人的な経験の話ですが、あまりシートが起こせないタイプだと最大までシートを起こしても赤ちゃんが中途半端な姿勢になることがあり..。特にお座りできるようになってからはしっかり角度をつけて座らせてあげたいな、と思うことがありました。
同じバランス型に分類できるコンビのスゴカルは125〜170度。個人的にはもうちょっと起こして座らせたいです。
4.カラーがかわいい
ランフィといえばかわいいカラーに惹かれて購入する方も多いです。人と色がかぶりたくない人にもおすすめかも。
黄色とかパステルカラーってあんまり見かけないです
ランフィの気になるところ
収納力はまぁまぁ

ランフィーのバスケット容量(座面下空間容積は)25リットルです。
十分な収納力ですが、同じグレードのベビーカーのなかではまぁまぁといったところ。
例えば
・コンビ、スゴカル系だと32〜38リットル
・サイベックス、メリオだと38リットル
・アップリカ、ルーチェだと57リットル
などなど。とにかくたくさん荷物を入れたい…という方は他の商品も検討しても良いかもしれません。
コンパクトというわけではない

ランフィ(RB2)は、
展開時:W516~525×D830~945×H1015
折りたたみ時:W516×D380×H1028
です。
両対面式ベビーカーの横幅はだいたい45cm〜55cmがほとんど。ランフィは決してコンパクトサイズというわけではなく、多少大きめといえます。
折りたたみは片手でできるワンタッチタイプですが、とくにRB2はハンドルアジャスタ機能がないこともあり畳んでも高さは残ります。置き場所のスペースがどれだけ取れるかは購入前に要チェックです!
同じシングルタイヤならアップリカのルーチェなどのほうがコンパクトに畳めます
ランフィRB2とリノン6の違い
ほぼ同じですが、以下が異なります。
RB2 | リノン6 | |
本体重量 | 5.6kg | 5.8kg |
販売 | 各店舗 | アカチャンホンポのみ |
折り畳みサイズ | W516 × D380 × H1028 | W516 × D380 × H940~1030 |
1年中快適リバーシブルシート | なし | あり |
ふわくもシート | なし | あり |
ハンドルアジャスタ | なし | あり |
年中快適リバーシブルシート
表は夏用に汗を吸い上げ、蒸発しやすい「クールマックス」。裏は冬用に湿気を吸収、発熱機能のある「サンバーナー」の素材。
ふわくもシート
生後まもない赤ちゃんのためにさらにもう一枚インナーシートがつきます。リバーシブルシートの上でも下でも重ねて使用が可能。
ハンドルアジャスタ
ハンドル位置が調整できる機能。170cm以上の方が使うならついていると使いやすいと思います。
価格としては若干リノンが高い程度で(2022年5月現在)、そこまで大きく変わりません。可能な限りコンパクトに折り畳みたい、高身長の方が使う予定があるならリノンを推します。
細かいスペック比較は比較ツールを使ってみてくださいね!