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ジワジワ人気!ランフィループの商品レビュー。ランフィRB1との比較も

新しいモデルが発売されています。レビューはこちら

クリスマスに赤ちゃん欲しい」と息子に言われて困っている筆者です。

ベビーカーといえば「コンビ」や「アップリカ」が定番ですが、ここ4年でシェアを30%まで拡大したピジョン社も注目です。その看板商品ともいえる「ランフィ」は、機能面にとことんこだわった軽量タイプのAB型ベビーカーです。


ここでは2021年2月にピジョンから発売された「ランフィ ループ」について、良い点・悪い点などチェックすべきポイントに加え、どういった人に向いているか細かく見こうと思います。

ランフィについて

まずざっくりと「ランフィ」のコンセプトについて。 AB型4輪ベビーカーのタイプは大きく4つに分かれます。

1. 機能性長重視・ハイグレードタイプ  
2. 機能性そこそこ重視・軽量タイプ  
3. 機能性はぼちぼちでOK、超軽量タイプ

ランフィは2番目の「機能性そこそこ重視・軽量タイプ」にあたります。 コンセプトは「地球の未来まで考えた赤ちゃん想いなベビーカー」。
100%ペットボトルの原料を使用した生地を採用し、環境にも配慮した商品です。

ランフィループの特徴・良いところ

1. 小回りがきく大きめシングルタイヤ

タイヤサイズは18cm+16cm。(背面だと前輪が16cm)
ランフィ、というかピジョンのベビーカーは基本的に大きめのシングルタイヤ好きです。

逆にダブルタイヤ好きなアップリカやコンビもタイヤサイズを大きくする傾向にはあるけど、ここまで大きいサイズはほぼ見かけません(2021年現在)。

シングルタイヤは小回りが効くため、狭い通路でもクルっと方向転換がしやすいです。 背面時に前輪が16cmとなり後輪よりタイヤサイズが小さくなるため、背面時の時のほうがより操作性がしやすいです。(つまり長く使える)

個人的にはタイヤは大きいに越したことないです。私はダブルタイヤ(14cm)を使っていましたが、よくつまずきました..。

2. シートにこだわりあり

ランフィループは「だけじゃないテイジン!」で有名(?)なテイジンフロンティア株式会社が提供する「エルク」というシートを採用しています。
「エルク」はマットレスや枕、女性のブラにも使用されている高機能ポリエステルクッションで、弾力性・耐久性・通気性に優れています。

ランフィループは軽量型タイプですが、赤ちゃんへの衝撃吸収への配慮に加え、ヘタレにくく、ムレにくいシートをこだわって採用していることが分かります。

コンビやアップリカもクッションに色々こだわりがありますが、ピジョンも頑張っています!

3. 背もたれの調整幅が広い

ランフィループは100°~175°のリクライニングが可能です。 これ、意外と見落としがちなところなんですがかなり調整幅が広いです。
他の軽量タイプのABは115°〜125°やまでしか起こせない商品が多く、ここまで直角近くまでシートを上げられるタイプは少ないです。

例えば似た価格帯の軽量型だと、

コンビ「スゴカル Switch AN」:125°~170°
アップリカ「ラクーナクッションAD」:118°~167°

などなど。
お子さんが1歳を過ぎるとちゃんとシートを起こして座らせたい親御さんもいるかと思います。

マットレスと同じ素材で、175°まで下げられるのも素敵な配慮かと思います!

ランフィループの微妙なところ

1.持ち運びに最高!というわけではない

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ランフィループの本体重量は5.8kg。
AB型両対面式ベビーカーのなかでは軽量型に分類される「ランフィループ」ですが、だからといって片手で軽々!という重量ではありません。

混雑したバスをよく利用する、とかエレベーターのない駅を日常的に利用する…と、ベビーカーを折り畳んで持ち運びしないといけない可能性が高いのであればあまりおすすめできません。 逆に徒歩圏内での移動が多く、ベビーカーでの導線が基本的に確保されているなら長く使えると思います。

私は6kgの両対面を使用していましたが、片手で持ち上げるのは結構しんどかったです。

2.シングルタイヤにもデメリットはある

ダブルタイヤよりもシングルタイヤの方がガタつきにくく操作性はアップしますが、一方で溝に引っ掛かりやすいというデメリットもあります。 ふだん歩く場所に避けにくい側溝や線路が多いか購入前に確認されると良いと思います!

3.横幅大きめ

ランフィループは本体の横幅が51cmです。 軽量タイプで小回りが効くとはいえど、本体サイズが大きく感じる人もいるかもしれません。 というのもよくあるAB型軽量タイプの横幅はだいたい45cm~49cmが主流です。 (50cm以上だと三輪ベビーカーが多い)
もし似たコンセプトでもコンパクトなものをお探しであれば、 アップリカ「ラクーナクッションフリー」(横45cm,本体重量同じ)などもありかと思います。タイヤは小さくなりますが…

改札(55cm)は問題なく通れます。 逆に赤ちゃんにはゆったりシートが良い!という方にはランフィがおすすめです。

ランフィ RB1との違いは?

ちなみにランフィループ発売月の4ヶ月前、2021年2月に「ランフィ RB1」というベビーカーが発売されています。
こちらで確認した限りでは、

ランフィRB1:ハンドルアジャスタなし、5.6kg
ランフィループ: ハンドルアジャスタあり、5.8kg

…この違いしか無い気がします。

ハンドルアジャスタとは、持ち手の部分の角度調整が効く機能です。 特に、高身長の方で利用される場合は持ち手の角度をあげることによってより無理な力を入れることなく、楽にハンドル操作が可能です。

平均的な身長の方が使うなら価格の安いRB1でも良いと思います!

ランフィループをおすすめする人、しない人

まとめると以下のようになります。

おすすめする人

・フルリクライニング&しっかり起こせるのが良い
・本体サイズはコンパクトでなくてもOK
・タイヤが大きいベビーカーがいい
・小回り、操作性を重視している
・持ち運びする頻度は少ない


おすすめしない人

・混雑しやすいバスをよく利用する
・最寄りの駅にエレベーターがない
・近所に線路や側溝が多い

同じAB型でもっとコンパクトなものが良いなら アップリカ「ラクーナ」です。

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気になるベビーカーを選んでスペック比較ができるサイト「べびろじ」運営者。かつてベビーカー選びの沼にハマった一児のママ。5年ほどベビーカーの販売に携わる。サイト運営にあたり約250種類商品を見てきました。