スムーヴAE /AD商品レビュー。おすすめする人・しない人
アップリカの3輪ベビーカー代表「スムーヴ」。 2015年に発売して以来、その操作性と安定性の良さには定評があり、毎年新モデルが発売され続けています。 ここでは2019年モデル「スムーヴAD」、および2020年モデル「スムーヴAE」の商品レビューをママ目線でしてみたいと思います。
※ADとAEは基本的にスペックに変更がありません
スムーヴAEについて
「スムーヴ」シリーズは ・スタンダート ・プレミアム ・スマートブレーキの3種類あり、スムーヴAEは「スタンダード」タイプにあたります。 3輪ベビーカーならではの小回りの良さ・車体の安定性はもちろん、ハンドルブレーキ機能・ハイシートなど細かな配慮もあり非常にバランスのとれたベビーカーといえます。
価格帯について
国内に出回る三輪ベビーカーの価格は約2万円〜8万円(2021年現在)です。 スムーヴAEはメーカー希望小売価格が5万9千円(税抜)のため、価格帯としては上寄りの中間といった印象です。
スムーヴAE/ADのいいところ4点
1. ハンドルブレーキ
3輪ベビーカーは本体重量が重めの傾向にあるので下り坂を走行時、車体が勝手に前へ進んでしまうことがあります。 スムーヴAD/AEにはハンドルブレーキが搭載されているため、ブレーキをかけながら自分の歩行スピードに合わせて走行が可能です。
これは安価な3輪ベビーカー(2万〜3万円)には基本的についていない機能であり、スムーヴは安全性の配慮もしっかりなされたベビーカーと言えます。
「スムーヴ」シリーズには全てハンドルブレーキ機能がついています
2.ハイシート
スムーヴAD/AEは58cmのハイシートタイプで、赤ちゃんをホコリや熱気から守ります。3輪ベビーカーの中ではこのスムーヴシリーズが最もハイシート(2021年9月現在)であり、大きな特徴のひとつです。
夏なんか特にアスファルトの照り返しが強いのでハイシートはありがたいです
3.メンテナンスフリータイヤ
スムーヴAD/AEは自転車のようなエアタイヤを使用していないため、空気のチェックやパンクの心配はありません。 メンテナンスが不要という点ではメリットといえます。
エアタイヤは定期的な空気チェックが必要ですが、そのぶん振動吸収に優れていたりするので一概にダメとは言えませんが….
4.バスケット容量が大きい
シート下の積載容量は30リットル。 3輪・4輪ふくめ市場に出回っているベビーカーのなかでもかなり容量の多いタイプになります。
スムーヴAD/AEの微妙なところ
1.本体重量が重い
本体が9.3kgと重めなので持ち運びには適していません。(3輪ベビーカー全体に言えることですが..)
混み合ったバスをよく利用する、エレベーターのない駅を日常的に利用する…と言った方は軽量4輪タイプをおすすめします。 逆に車移動が多い、ベビーカーでの移動ルートが確保されている、デコボコ道を含めお散歩の頻度が高い…といった方はスムーヴAD/AEは適しているといえます。
2.自立が4輪に劣る
折り畳み・自立は4輪に劣るこれも3輪ベビーカー全体に言えることですが、折り畳みの手軽さはどうしても4輪に劣ります。 自立もしますが、4輪の方がやはり安定はします。 折り畳む頻度が少なく、走行性を重視する方はスムーヴAD/AEは適していると思います。
自立に配慮した「スムーヴプレミアム」タイプもあります
3.シートのお手入れがちょっと面倒
スムーヴAD/AEの本体シートは取り外し可能ですが、洗濯機で丸洗いはできないため手洗いになります。 手洗いが面倒で、でも汚れが気になる方は別途シートマットの購入をおすすめします。
私もシートマットを使っていました。赤ちゃんはよく汗をかきますし、ウンチ漏れちゃったこともあります…
スムーヴをおすすめする人、しない人
まとめるとこんな感じになります。
おすすめする人
・ベビーカーで移動できるルートは確保済み
・お散歩の頻度が高い
・小回りが利き、走行性の良いものが欲しい
・タイヤのメンテナンスは一切したくない
・車移動が多い
おすすめしない人
・バスによく乗る
・エレベーターのない駅をよく利用する
・持ち運ぶ頻度が高い
もっと選びたい人へ
似た機能でデザインを選びたい
「ココ」シリーズ
更なる走行性・安定性が欲しい
「スムーヴプレミアムAB/AC」
「スムーヴスマートブレーキ」
もっと軽量がいい
「イージーバギー」
「スルーラー」
機能より安価なものがいい
「Joie ライトトラックス」