国産ベビーカー独特の機能、オート4輪(オート4キャス)は必要?メリットとデメリット
こんにちは。息子を寝かしつけたあとずっと写真を見ている管理人です
アップリカやピジョン、コンビなどの国産両対面式ベビーカーを選ぶ際、「オート4輪」「オート4キャス」といった言葉が出てきたことがあると思います。
海外ベビーカーでは基本的にこの機能はついておらず、日本のベビーカー独特の機能といえます。
この「オート4輪」「オート4キャス」(ここではオート4キャスで統一します)は一体どういった機能なのか、メリットとデメリットをあわせて説明します。
オート4輪とは?
オート4輪とは、ハンドルを対面式・背面式に切り替えた際、「進行方向の後輪」が自動的にロックされる機能です。
多くのベビーカーユーザーは、
生後1〜3ヶ月:対面式(赤ちゃんと向かい合って走行する)
生後3ヶ月頃:背面式(赤ちゃんと同じ進行方向で走行する)
とハンドルを切り替えて使用することが多いです。(厳密な理由はありませんが、月齢が上がるにつれ外を景色を見たい…といったような理由かと思います)
写真のように対面式では後輪だったタイヤは背面式の場合前輪になります。 オート4輪は、このシートの向きに応じて後輪がロックし、前輪は360°フリーになります。
オート4輪がないとどうなるのか
これは私(管理人)の経験談なのですが…
オート4輪機能がないベビーカーを対面式にした場合、
前輪=ロック
後輪=フリー状態
となり、前輪がロックされているため・まっすぐ進みたくても片側に寄る・曲がりたいところでスムーズに方向転換できない といった問題が出てきました。これが非常にもどかしく…特に6キロ以上のベビーカーともなるとより操作性が悪くなります。
私のレンタルベビーカーは対面式で走行するとだんだん右に寄って行きました。
前輪がロックされているのに加え、使い古されていたためフレームがガタついていたのが原因かもしれません。 右側に寄らないように右手首ばかり力が入り無駄に疲れましたし、方向転換するときは前輪を持ち上げて向きを変えたりしていました。
今の両対面式ベビーカーの多くはオート4輪機能がついていますが、価格や軽量重視タイプだとこの機能がついていない可能性はあります。 ということで、ハンドル切り替えした際、オート4輪がついていないと対面時の操作性がめちゃくちゃ悪くなる可能性が出てきます。
呼び名はいろいろ
ここでは「オート4輪」と読んでいますが、メーカーによって呼び名が多少違います。
オート4輪:アップリカ、ピジョン
オート4キャス :コンビ
コンビだけ「オート4キャス」です。
ちなみにリッチェルはハンドル切り替えの両対面式ベビーカーを取り扱ってはいますが、オート4輪機能付きのものは販売していません。代わりに「前輪キャスター回転止め」と「後輪ストッパー」がついているので、手動でタイヤの調整が可能です。
オート4輪機能は必須なのか
ハンドル切り替えがある両対面式ベビーカーならあったほうが良いです。
「ハンドル切り替え」式なのは基本国産ベビーカー(アップリカ・コンビ・ピジョンなど)のみです。サイベックスなどの海外ブランドにはこの機能は存在しません。
海外ブランドはこの「ハンドル切り替え」式の代わりにシートを一旦取り外して向きを変える「シート切り替え」式を採用しています。(上動画)
背面式・対面式切り替えは「ハンドル切り替え」式の方が圧倒的に楽…ですが、「シート切り替え」式の方がフレームが固定されているぶん、走行時車体がガタつきにくいという利点があります。
なのでハンドル切り替えのある両対面ベビーカーなら圧倒的にオート4輪つきのものを推しますが、海外ベビーカーを合わせて検討しているのなら、
・切り替えの楽な「ハンドル切替式」=国産
・フレームがガタつきにくい「シート切り替え式」=海外
と、選ぶ基準は人によるかと思います。
まとめ
ということで、今回は「オート4輪」についてお伝えしました。
再度まとめると、
・オート4輪機能は国産ブランド独特の機能
・この機能により、対面時操作が楽になる
・国産ベビーカーならオート4輪ついている方が良い
・海外ブランドも検討するならそれぞれのメリットを考慮すべき
以上、少しでも参考になれば幸いです。