「おすすめベビーカー記事」はおすすめしない:AB型ベビーカーの選び方
ベビーカー選び、迷いますよね。あまりに種類が多いし、情報も多いし、何をどう選んでいいか分からない…そういう方は多いと思います。私(管理人)もそうでした。
よく「おすすめA型ベビーカーベスト10」みたいな記事を見かけますが、私はあまり参考にしないほうがいいと思っています。
というのも使う側のライフスタイルによってベストなベビーカーは異なるからです。
なので今回はAB型(A型ベビーカーの購入を検討されている方向けに、選び方の手順やコツをお伝えしておこうかと思います。
1.優先したいポイントを押さえる
A型ベビーカーといっても様々なモデルが存在します。
まずは 自分がベビーカーで優先したいポイントを考えてみると良いと思います。
あなたは、
・赤ちゃんの乗り心地?
・デザイン?
・コンパクトさ?
・安さ?
・軽さ?
のどれを一番優先しますか。それによって価格帯もある程度絞れるかもしれません。
ざっくり分類するとAB型ベビーカーは、
・赤ちゃんの乗り心地+デザイン重視
=定価10万円前後(海外ブランド多め)
・赤ちゃんの乗り心地&適度な軽さ重視
=定価約6〜8万円前後(国産ブランド多め)
・軽さ、コンパクト重視
=定価約3〜5万円前後(国産ブランド多め)
といった具合に分けられます。
特別強いこだわりがなく、性能やデザインなど中間的なベビーカーが欲しいのであれば予算は5〜6万円前後と考えおいて良いかと思います。
2.使う場面を想定してみる
優先したい条件がざっくり決まったら、次はふだんの生活スタイルを考えてみてください。
あなたは、
・電車やバスをよく利用する?
・車がメイン?
・徒歩メイン?
・近所は坂道が多い?
・よく使うスーパーの通路は狭い?
・人混みが激しい場所をよく歩く?
などなど、普段の生活スタイルによっておすすめ出来るベビーカーのタイプが異なってきます。
例えば…
Aさん
・バスをよく利用する
・賃貸アパートに住んでいる
・最寄りのスーパーは狭い
- 4輪軽量コンパクトベビーカーをおすすめします。バスに乗り込む際すばやくワンタッチで畳めて自立できるタイプが良いかもしれません。折りたたみ時両手が塞がるタイプのベビーカーはもたつく可能性があります。
また、機能性重視ベビーカーは本体が重いのでおすすめしません。
Bさん
・ふだんは車の移動が多い
・最寄りのスーパーは広め
- 3輪、4輪どのタイプもおすすめできます。舗装されていない道を走行することもあるなら大きめタイヤ(16cm以上)のものを選ぶと良いかもしれません。 コンパクトカーを使用しているなら、場所をとらない三つ折りタイプのベビーカーが良いかも。
…などです。
予算に上限がなかったとしても、海外製のベビーカーは横幅が大きく電車移動に不向き(ホームを通れない)だったり、玄関での収納スペースに場所を取る可能性があります。
すでに気になるベビーカーがある場合は、生活スタイルに無理なく導入できるかシュミレーションしてみてください!
商品の見るべきポイントは6つ
A型ベビーカーのタイプがある程度決まれば、あとは気になる商品を何個かピックアップしてスペックを比較してみてください。
主に見るべきポイントは以下の通りです。
- 本体重量
- シート
- バスケット容量
- タイヤ
- サンシェード
- ハンドルアジャスター
詳細をひとつずつ見ていきます。
ポイント1.本体重量
海外ブランドや、機能重視タイプ(6万円〜)の本体重量は基本的に重めで、だいたい6kg以上のものが多いです。超軽量&コンパクトタイプだとものすごい軽いもので3kg台後半から。
なので平均本体重量は4〜7kg台です。 個人的な経験談としては、6kg以上になってくると女性が片手で担ぐのは少し大変かもれません。
私は標準的な体型(160cm 50kg前後で運動不足)ですが、実際にベビーカーを担いでみた印象だと、
- 3キロ台:余裕
- 4キロ台:問題無し
- 5キロ台:まぁいける
- 6キロ台:短距離ならなんとか
- 7キロ台:けっこうキツイ
という感じでした。赤ちゃんの乗り心地を最優先したい方は、本体重量は多少重くなってもしょうがないのかもしれません。
ポイント2.シート
シートのチェックするポイントは個人的に4つあると思っています。
- 着脱可能か?
- 洗濯機丸洗い可能か?
- メッシュシートか?
- シートのクッション性は良いか?
の4点です。
1.着脱可能か?
最近のベビーカーの本体シートはほとんど着脱可能ですが、ものによっては外せないものもあります。ベビーカーは飲み物やお菓子の食べ残しが残ったり、赤ちゃんの汗で蒸れることも多々あります。シートは出来る限り着脱可能なものをおすすめします。
2.洗濯機丸洗い可能か?
シートが着脱可能だとしても「手洗いしてね」といった商品も多いです。お手入れに手間を掛けたくない人がほとんどだと思いますし、洗濯機で丸洗い出来るか購入前に確認されることをおすすめします。
3.メッシュシートか?
特に夏生まれの赤ちゃんは背中がムレにくいよう、通気性の良いメッシュシートが採用されているかチェックしてみてください。
特に海外ブランドのベビーカーは価格帯に関わらず、メッシュシートでない商品もあります。
別途メッシュ素材のインナーシートも販売しているので、必ずしも必要なものではありませんが、あるに越したことはないです!
4.シートのクッション性は良いか?
走行時、赤ちゃんへの衝撃や振動が気になる方はシートのクッション性もチェックすると良いと思います。商品によってはふわふわだったり、硬めだったり色々です。
とくに国産ベビーカーは赤ちゃんへの衝撃吸収にこだわった商品を多く取り扱っています。
例えば、コンビの「卵を落としても割れないエッグショックシート」、アップリカの「車体と座面下にスプリングを搭載して衝撃を和らげるすくすくッション」などなど…可能であれば実際に店頭で触ってみるのがベストです。
「デザインは気にいっているけど、ちょっとクッション性がいまいち」という方は別途インナーシートを購入するもの一つの手です。クッション性だけでなく、本体シートを汚したくない方にもおすすめ。
私もインナーシートは使っていました。突然のウ◯チもれだったり、飲み物やお菓子がこぼれたりで何かと汚れやすいので…。
ポイント 3.バスケット
A型ベビーカーを選ぶにあたって割と重要かと思うバスケット容量。赤ちゃんとのお出かけ時は何かと物入りなので、個人的には20リットル以上は欲しいかと思っています。
収納可能な容量の目安としては、
〜10ℓ:ハンドバック
〜15ℓ:抱っこひも
〜20ℓ:スーパーでちょっと買い出し
〜30ℓ:マザーズバッグ
といったイメージです。ちなみに最近は大抵のメーカーが「座面下容積」、つまりバスケットの底面〜座面したまでの空間容積を表示しているところが多いです。
本体価格が上がるほど容量は増える傾向にあります。
さて、ここまでAB型(A型)ベビーカーの購入にあたり押さえるべき手順+ポイントを3つお伝えしました。
押さえてほしいポイントはあと3点あるのですが、長くなってきたので続きはこちらに書いています。